ウォーターピーリングで毛穴レス②イオン導入&イオン導出でイオン導入とイオン導出の仕組みについて解説いたしましたが、今回は実践編!

まだまだ購入したてのイオン導入用化粧水ですが、いろいろ試して追加報告していこうと思います!

それではウォーターピーリングで毛穴レス③イオン導入用化粧水編!スタート!

まずはビタミンCの働きのお勉強!

デュアルピール行ってきましたでもビタミンCのイオン導入について少し記載しましたが、ビタミンCのイオン導入には

・メラニンの生成抑制作用&メラニンの還元作用によるしみやくすみの改善

・コラーゲンやエラスチン生成の促進による肌の弾力アップ、毛穴縮小

・皮脂の抑制によるニキビ予防

・おなじみ活性酸素除去=抗酸化作用;日焼けしてしまった肌に!

といった効果があります。しかしビタミンCってとってもデリケートなんです。抗酸化生活で美容と健康を!でも述べたようにとても酸化しやすく、皮膚への浸透もあまり良くないのです。。。

このようなビタミンC の欠点を改良したものがたくさん出てきています。

ビタミンC (L-アスコルビン酸)の種類

ビタミンCは浸透しにくく、とても不安定で化粧品として使いづらいため、他の物質と結合させることで”ビタミンC誘導体”という形で、ビタミンCの効果は保ちつつ、安定性や浸透性を改良してあります。

ビタミンC誘導体は肌に吸収されると、体内の酵素の働きで他の物質とビタミンCに切り離され、ビタミンCに戻り、効果を発揮することになります。

ビタミンC誘導体には大きく分けて、水溶性、脂溶性、水溶性&脂溶性の進化型の3種類があります。

*水溶性ビタミンC誘導体

肌にすっと取り込まれ、即効性があり、皮脂分泌抑制作用が強く、刺激性が強いです。

ニキビ肌、オイリー肌の人にむいています。

逆に皮脂分泌抑制作用&刺激のため、乾燥肌、敏感肌、ハードな美容治療後には向きません。しみたり痛みを感じたりします。その刺激、効いていると思いがちですが、不必要なダメージなので皮膚には刺激がないほうがいいです。

また濃度が濃くなると浸透は悪くなるため、10%程度でよいと言われています。

水溶性ビタミンC 誘導体にはいくつか種類があります。

①リン酸型ビタミンC誘導体 

とても不安定なビタミンCですが、リン酸と結びつけ”リン酸型ビタミンC誘導体”となるとビタミンCの安定性はぐっと増します。

リン酸型ビタミンC誘導体は肌に浸透すると皮膚に存在する酵素によりリン酸と切り離され、ビタミンCに戻り、ビタミンC としての効果を発揮できるようになります。

ビタミンCに変化するのに6−10時間と言われているので1日2回使用しましょう!

安定性は増してあるとはいえ、水溶性ビタミンは安定性が悪いため遮光ケースに入っていますが、長期保存には向きません。冷所保存などが必要になることがあります。

・リン酸アスコルビルマグネシウム(APM)

水溶性ビタミンCでは最も効果が高いと言われています。

他の水溶性ビタミンC誘導体よりも刺激が少ないので、肌の弱い方でも使いやすいと言われています。

ただ沈殿しやすいため、高濃度での配合は難しいようです。

・アスコルビルリン酸ナトリウム(APS)

最もポピュラーなリン酸型ビタミンC。APMと比べると多少刺激を感じやすくなりますが、水に溶かしやすく、コストパフォーマンスも良いため、一般的なビタミンC誘導体配合の化粧水はコチラを使用していることが多いです。

②即効型ビタミンC誘導体 3-O-エチルアスコルビン酸 ビタミンC エチル

安定性と即効性、持続性に優れた水溶性ビタミンC誘導体。

皮膚内での酵素反応を受けなくても効果を発揮できるため、肌に入ってすぐ効果を発揮できます。

そして持続性も72時間と長く、安定性も高いため長期保存も可能です。

高濃度ビタミンC誘導体よりも刺激は少なめです。

③グリコシド型ビタミンC誘導体

ビタミンCにグルコースを結合させたビタミンC誘導体。

安定性が高く水に溶けやすいため市販の化粧品のうち最も多く使用されています。

しかしこのグルコースを切り離す酵素がヒトの体内には少ないためビタミンCとして働くためには24時間以上かかり、実際働くビタミンCもごくわずかということになります💧

*ビタミンC 濃度について

医薬部外品のビタミンC の配合量の上限は3%です。

化粧品はビタミンC の配合量の規制がないため医薬部外品よりも高濃度配合することも可能になります。(記載の規制がないため、低濃度の可能性もありますが。。。)

しかし高濃度になりすぎると液体のベタつきや肌の突っ張り感などでてきてしまいます。ドラッグストアでオバジシリーズの試供品が濃度別においてあるので試してみてください!

肌の方にも受け入れの限界があり、最大9%程度と言われています。しかし高濃度のビタミンCも、浸透力を高めるための工夫は凝らされているので、肌に合う方は高濃度でも良いかもしれません。

基本的には3−9%程度の濃度を継続して使用することが大事かな、というところです。

*脂溶性ビタミンC  テトラへキシルデカン酸アスコルビル VC-IP

水溶性ビタミンC の持続が短い、刺激が強いというデメリットを改善するために生まれました。

水溶性ビタミンCと違って肌への取り込まれかたはゆっくりですが、肌の深部まで作用すると言われています。作用持続時間は48時間以上と言われています。

刺激は少ないので敏感肌、乾燥肌のヒトにも使いやすいものになります。ハードな美容医療後の敏感な肌にも刺激を少なく使いやすいです。

アスコルビン酸イソパルミテート、イソパルミチン酸アスコルビルとよばれることもあります。

*進化型ビタミンC  パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na APPS(アプレシエ)

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの両方の性質を持つビタミンC誘導体。水溶性ビタミンの性質として、肌にすっと入っていくため、即効性が期待でき、脂溶性ビタミンの性質として肌にゆっくりと深部まで浸透するため、コラーゲン産生促進効果があると言われています。

100倍浸透するビタミンC誘導体ともいわれ、浸透率がとても良いです。

高濃度水溶性ビタミンCよりは刺激が少なめですがやはり乾燥肌には注意が必要です。

配合濃度としては1-2%が標準ですが、ビタミンCに慣れていないお肌の方は1%以下で始めることがおすすめです。(CHINKAもビタミンAはガンガン使ってきましたが、ビタミンCには力を入れていなかったので、1%でも結構刺激&乾燥を感じました💧)

とても高価で安定性が悪いため保管に注意が必要になります。

いろんな種類のビタミンCがあるので、自分の目的、肌質、継続が前提なので予算に応じて選んでみてください!

保湿にヒアルロン酸

ビタミンC誘導体には保湿力がないのでヒアルロン酸など保湿力の高い成分も一緒に使用することがおすすめです。

ヒアルロン酸は糖質の一種。たんぱく質ではありません。肌では主に真皮に存在しますが一部は表皮に存在します。そして皮膚のヒアルロン酸は加齢とともに減少し、胎児・小児の皮膚に最も多く、成人から高齢期にかけて1/2-1/4に減少してしまいます💧

ヒアルロン酸は1gで水2-6Lを保持する力を持つと言われ、肌の保湿、ハリ・ツヤには欠かせない成分です!100mlの化粧水にヒアルロン酸0.1%というのも納得ですね。しっかり補充していきましょう!

ただ、従来のヒアルロン酸は分子量が大きく、50万〜100万以上と言われているため角質層の奥までは浸透しません💧表皮の表面で水分を含んだ膜を作って肌のバリアのサポートといった役割をします。

化粧品用ヒアルロン酸はもっと小さい!

しかし化粧品用にはもっと浸透するヒアルロン酸ってあるんです。いろいろしらべてみました!

*ヒアロオリゴ®;浸透型ヒアルロン酸

分子量1万以下の超低分子ヒアルロン酸。ナノサイズで肌角質に浸透します。

ヒアロオリゴ®は皮膚表面を覆うだけでなく、さらに角質層に深く浸透することで、皮膚の内側からの潤いに寄与します。従来のヒアルロン酸は皮膚の表面にあるので洗い流されますが、ヒアロオリゴ®は角質に浸透し、とどまります。だから洗顔後でもヒアルロン酸の保湿力が持続します。

kewpieHPより

*ヒアロベール®;吸着型ヒアルロン酸

➕に帯電しており傷んだお肌、乾燥したお肌は➖に帯電しているため肌に吸着してくれるというものです。髪や皮膚を洗っても流れ落ちにくいため、洗ったあとも潤いを維持できます。

結構髪の毛に効果があるようです。

*ヒアロリペア®;修復型ヒアルロン酸

疎水基がつけてあるため、油に溶けやすく、肌に染み込みやすくなっています。

肌の水分蒸散をおさえ、肌のバリア機能にアプローチするといわれています。

*ヒアロキャッチ;超保湿型ヒアルロン酸

カルボキシル基同士が反発し、保水スペースが広がることで、、水を取り込む機能が高められ高い保水力を発揮します。

*HAbooster®;肌活性型ヒアルロン酸

超低分子ヒアルロン酸が角質層の隅々まで浸透し、肌のコラーゲンサイクルに働きかけ、シワ改善に効果が見られます。

目尻のシワ、ほうれい線などに効果が見られます。

kewpieHPより

*HA4;4糖鎖ヒアルロン酸

HA4とは生体内にある最小のヒアルロン酸で、体内のヒアルロン酸分解酵素の最終分解産物の一つがHA4です、その大きさは2nmと非常に小さなヒアルロン酸です。

分解されて小さくなったヒアルロン酸には、高分子のヒアルロン酸が持たない新しい働きを持つことが明らかになってきました。生体内で組織が傷つけられたり、炎症が起こると酵素やフリーラジカルが出てきてHA4が生成され、組織の修復や炎症抑制に使用されると推測しています。

HA4は皮膚の表面から用意に浸透すると考えられます。そして皮膚内でヒアルロン酸の合成を促します。

糖質科学研究所HPより

HA4は分子量が小さいため、皮膚へ浸透し、角質の水分量を増やし、ヒアルロン酸の合成を促す。
また炎症を落ち着かせる効果もあるので、日焼け後の肌の炎症などにも効果的ということね。

色んな種類があるので、自分の用途にあったヒアルロン酸を使ってみてください!

まずはトゥベール購入してみました!

で、イオン導出&ビタミンCと保湿成分を導入したくて今回購入したのはこれ!!

左からパワーモイスチャー、クリスタルパウダー、スキンピーリングローションです。

いろいろと気になる製品があったのですが、イオン導入&導出でのトゥベール一番のおすすめは上記3点だったためとりあえず購入してみました。

イオン導出にスキンピーリングローション

Wフルーツ酸(グリコール酸&乳酸)8.5%配合で肌に溜まった角質を優しくオフし、美白成分の浸透を高めます。PH4.0。

毛穴の目立つ方、ターンオーバーをサポートしたい方にもおすすめです。

普通にコットンでふきとりで使用できますが、今回はイオン導出用で購入したため、10倍に薄めてイオン導出で使います!(例;スキンピーリングローション1ml+水9ml)

スキンピーリングローションに配合されたフルーツ酸が汚れを浮かし、タンパク質の汚れなどイオン導入器にひきつけてクレンジングします!シートにマスク含ませて、週に1回のお手入れが推奨されています。

イオン導入にクリスタルパウダー&パワーモイスチャー

クリスタルパウダー

進化型ビタミンC APPS100%のパウダー!

パウダーを水か精製水に溶かして化粧水をつくります。

APPSは低濃度0.5%-1%で十分に効果を発揮します。水10ccに対して付属の小さじ2杯で1%、敏感肌の人は1杯で0.5%です。

溶解後は冷蔵保存で4日以内の使用となっています。

*パワーモイスチャー

オリゴ糖型ヒアルロン酸100%。低分子(分子量5000)なので角質まで浸透が可能です。通常の高分子のヒアルロン酸と違い粘度はなくさらっとしています。中性タイプのため、他の成分と混ぜたときに沈殿が起こりにくくなっています。

水20mlに対し付属の小さじ0.5杯を溶かします。計算上0.18%になります。(化粧水として作る場合は水100mlに付属の小さじ7分目を2杯(0.1g)で0.1%、最大0.2%となっています。)

防腐剤が入っていないので溶かしたあとは冷蔵保存で4日以内に使用しないといけません。

という優れた成分たちなのですが。。。

手作りがちょっと面倒💧

それだけ防腐剤が入っていなくて安心できるからイオン導入に使えるってことなんですが。。。

でも慣れたらかんたん!ただ顔を洗う前に薬液は作っておきましょう!作ってる間に顔が乾燥してしまいます💧

でも手作りが面倒くさい!という方、ご安心ください。イオン導入できる化粧水もありますよ!

ホワイトニングローションαEX

ビタミンC誘導体APSを6%も配合!

エッセンスセレクトゲル

これは人型セラミド、アスタキサンチン、酵母エキス、コエンザイムQ10 、フラーレン、オリゴペプチド、シンハイカンなどなど美肌成分たっぷり!人型セラミドをはじめ、有効成分を高圧乳化装置(ナノマイザー)でナノサイズまで微細化しイオン化ナノカプセルに封入してあるためイオン導入にも使えるようです!

モイスチャーローション

これはトラネキサム酸入りで肝斑にも!ビタミンCは即効性ビタミンCのVCエチルです!

ホワイトニングローションまたはクリスタルパウダーと一緒に使用する場合は、まずモイスチャーローションをプラスで導出してから、ホワイトニングローションまたはクリスタルパウダーをマイナスで導入になります。

手作り化粧水作ってみよう!

上段は購入時についてきたもの。

左からスキンピールローション、クリスタルパウダー、付属の小さじ、パワーモイスチャー、付属の小さじ、付属の計量カップ。

下段は自分で準備するもの。左からアルコール綿、作った化粧水の保存容器(100均)、使い捨て手袋、シートマスク(ドラッグストア)です。あと水か精製水を忘れずに。

ミネラルウォーターは含まれているミネラルが化粧水と反応して沈殿したりするのでダメです。

アルコール綿は計量カップとか小さじとか、ケースを消毒するのに使いました。

上記の配合で計量カップに作って保存容器に入れるだけ。小さじの計量はすり切りです。

清潔に作って清潔に保存することが大切です。出来上がった導入液は冷蔵保存とありますが、実はワインセラーが適しているという話を聞いたので、CHINKAはワインセラーに保存しています。

でも、シートマスクをしっとり開かせるのに最低10ml、顔にのせたあとにもうひとしめらし必要なので実際はパワーモイスチャーくらいしか保存するものはありません。。。保管が面倒なときはマドモアゼルも道連れにして一緒に使っています。

あと忘れてはいけないローションマスク用シートですが、意外に見つかりませんでした。

CHINKAが使ったのはこれ↓

【ポイント5倍】資生堂 お手入れマスクN 15コ入

価格:299円
(2022/10/19 18:13時点)
感想(1件)

ドラッグストアでこれ一種類だけおいてあったのでこれを使っています。ちょっと目の開きが大きいので、フィットさせるのに慣れが必要ですが、他の商品の口コミであるような破れたりすることはないです。目ギリギリまでフィットさせると液が目に入ってしまって痛いので、それを考慮しての大きさかと思います。

イオン導出&導入をしてみて。。。

導出&導入中は結構水分がとんで、シートが乾燥してしまうので、CHINKAは水を霧吹きで足しながらしてます。最初にベチャベチャにしておくと液がたれて、目が痛いんです💧濃度が変わっちゃうんじゃないの?って気もしますが、APPS1%はもともとちょっとCHINKAには濃いめなのでいいか。と思っています。あまった化粧水をスプレータイプの保存容器に入れて、シュッシュってするのが一番いいと思いますが、結構量が必要になる気がします。これは正しいのか。。。よりよい方法を見つけたいと思います。

パックを取ったあとは顔が白く透き通る感じになってて嬉しいですが、普通にパックするだけでも白くなるので継続してみての評価が必要だと思います。

そしてやはりやや刺激は感じるので、週1−2回程度で良い気がします。

ビタミンC導入後は乾燥するので、導入後保湿をかなりしっかりしたほうがいいと思います。

おわりに

一概にビタミンC、ヒアルロン酸といっても種類も違うし、効果も違うんですね。

イオン導入できる製品をきちんと選んで使うことが大事です!

自分の使用目的にあったものを選んで、効率よく美肌を目指しましょう!